先に言え。
お客様がお子様を医者に連れていった時の話。
『お子様はまだ小さいのだが、体調が悪く病院に連れて行った。
診断してもらい、薬を処方してもらった。
「お薬出しとくので1日3回食後に飲むこと!1週間くらいそれで様子をみましょう。」
その通りにした。
が、しかし。
そのうち1種類の薬がどおにも苦いらしく、飲ませるのにとても大変なのだった。
泣きじゃくる子供。
しかし、言われた通りに飲ませなくては。
薬の度に嫌がる子供を何とか苦労しながらも飲ませ続け、1週間がたった。
「おかげさまでだいぶ良くなったみたいです。ただ、お薬を飲ませるのが大変でした…。」
ドクター「あー、それねぇ。ゼリーとかチョコレートケーキとかにさりげなく混ぜて飲ませても大丈夫なやつだから。それだと子供も嫌がらずにのめると思いますよー。」
「え!…そうなんですね。
今度からそうしてみます!
……と言うか先生。
それ、先に言ってもらえませんか?」
……。
そんな方法があるなら最初から言ってもらえればこの1週間大変な思いをしなくて済んだのでは無いか??
知ってるならそれ、後から言われても…。』
てなお話。
美容の現場ではどうでしょう?
例えばカラーで、パーマで、スタイリングで。
ダメージした髪をアフターケアで「修復」する事は非常に難しい。
それよりも「ダメージの予防」を提案する事が大切。
傷んできたなら、じゃあケアしましょう!
ではなく。
コレから先のヘアースタイルのスケジュールを
組み立て、そのタメに必要な…
「より良い薬剤設定」
「サロンでのトリートメント処理」
「次に来店するまでのホームケア」
これって事前に教えてあげる事が、やさしさなんじゃ?
選択するのはお客様の次第。選択肢を「知る権利」がある。
提案する側は、最高品質のモノの「情報を提供する義務」がある。
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